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| 動物でも人間でも小さい子供は遊びの中から将来生きていく力を学んでいくと思うのです。 クマなんかは、親とか兄弟とじゃれあったり、虫を捕まえたりしながら狩りの仕方を覚えていくし、鳥は巣の中で一生懸命羽ばたいて飛ぶ筋力を付けていく。 それはもう、そういう風にプログラムされているんです。 生きるために必要な力は誰に教えられなくても、自然に自分で楽しみながら培っていく。 だからONはなるべく子どもたちに遊んで欲しいと思うのです。 今は、勉強やら習い事やら、やるべき事が山盛りで多忙を極める子どもたちですが、生きる術は本能に刻み込まれているので、その『やるべき事』で遊びを犠牲にするのは、逆に生きる力を削いでいくのではなかろうかと。 遊びは決して無駄ではなく、むしろ、生き物にとって絶対不可欠な要素だと思うのです。 ウチの子供達を見ると結構如実にわかるのですが、もちろんONがそういう環境を整えているというのはありますが、ふたりともごく自然に、当たり前のように、絵を描き、物を作っていくのです。 これはもう、ON家代々に伝わるものづくりのDNAがそうさせていると思わざるをえない。 きっともう、それが自分の生きる力なんだと本能でわかっているのでしょう。 だから絵を描き始めて、より上手くなろうとする。 なんの苦痛もなく。 楽しんで。 たまたまウチはクリエイティブ系だったわけですが、それ以外でも例えば口が上手くてそれで生きてきたような家系では、暇さえあればおしゃべりをして話術を磨いてく子供になるのかもしれないし、上に立って生きてきたような家系では、コミュニティを作ってあるいはガキ大将になったりすのかもしれません。 あと、余談ですが、悪には悪の遺伝子というのもあると思うのですよね。 生き物は色々な情報を後世の遺伝子に残していくと思うのですが、それが生き死にに関わることだと、優先的にDNAに刻み込まれるのではないかと思うのです。 悪いことやズルをすることで生き残れてきた人間は、それが悪いことではあれど、『生き残る術』として刻まれて伝えられると思うのです。 そうなると、ONの子供たちが誰に言われなくても絵を描き始めたように、誰に言われなくてもズルをするようになるのではないでしょうか。 もちろん後天的な環境の影響もあると思いますが、先天的なものも多分に含まれているのだとONは思います。 他にも、『特に理由はないけどなんとなく好き』とか、 『生理的に受け付けない』とか、そういう感情も、案外今までの先祖代々のどこかで培った感情なのではないかとONは睨んでおります。 話を戻しますと、そのように人間(生物)には遺伝子に刻み込まれた『生きる術』を、遊びの中で伸ばしていく能力があると思われますので、その能力を妨げる事なく付き従ってみるのもいいのかもしれません。 ただ。 人間の場合、他の生物と大きく違って、社会情勢がどんどん移り変わって、生き残るための術もまたどんどん変わっていくわけで、本能に付き従っているだけでは時代の荒波に飲み込まれてしまいます。 例えば、現在の子供たちは、例えば男子はチャンバラが大好きですし、女子はおままごとを始める。 既に男は体が強く狩りや剣術が長けていれば生き残れるという時代ではないのに、まだ戦いゴッコに興じようとする。 女子もどんどん社会性出が進んでいるのに、当たり前のように家を守ることに傾倒する。 まぁ、おままごとは他にも色んな要素があるし、男子のチャンバラよりかは違和感がないのですが、男子の遊びはそろそろもう少し変化が出てきてもいいのではなかろうか。 特に現代社会では絶対的に必要になる勉強が、まだまだ子供には苦痛でしかないのが遺伝子の難しいところだと思います。 まぁ、生き残るのに勉強が必要になってまだ数世代ですから、遺伝子さんもちょっと適応できない状況なんでしょうが、もう何世代化したらきっと生まれながらにして勉強の好きな子供が出てきて、遊びの中で頭を良くしていくようなことになっていくのではないかとONは予想しています。
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創造する事を良しとする家庭環境も大切なのでしょう。
ココのブログを長年拝見していますので、ONパパも奥様もお子達のクリエイティブな部分を刺激しまくって後押しされているのが、よくわかります。
投稿者: itou | 2015年11月28日 01:28
遺伝って神秘的で面白いですよね。我が家はあまり遊ばせてもらえなかった家庭なのでトムてるちゃんが羨ましいですます…。
ところで私は幼少期は女子にままごとをやらされていました。ひたすら大根を切った覚えがあります。懐かしいですね。
投稿者: 田舎者 | 2015年11月28日 05:55