いや、正直ね。
あんま肯定的な感情は持ってなかったんですよ、深夜アニメについて。
ONはオタクかDQNかって言われたらDQNですからね。
せせら笑ってましたよ、深夜アニメなんて。
全幅のせせら笑いですよ。
DQN垂涎のせせら笑いですよ。
ホントに。
とにかくあの萌豚キャラが受け付けなくてね。
しかも全部同じ顔じゃないですか。
キモッ。
海外に笑われるわ！
って。
思ってましたよ、正直。
でもね。
違ったね。
萌豚キャラはねぇ。
有りだね。
有り。
全然有りだね。
全幅の有りだね。
DQN垂涎の有りだね。
ホントに。
いや、初めはなんかプライドもあってか、深夜アニメの中でもちょっと意識高い系の作品ばっかチョイスして見てたんですけど、毒を食らわば皿までというし、意を決して、萌豚代表のラブライブとか艦これとか、そーゆうのんもガガガッと見てみたんですよね。
そしたらね。
だんだんだんだん、ONの中で意識が変わってきたんですよ。
外から見てると、画一的な判子絵にしか見えなかった萌豚キャラも、実はそれぞれ違っていたし、時代時代でもどんどん進化して行っているのですよ。
それにね。
萌豚キャラは萌豚キャラなりに、劇中で色々考えて生きているのですよ。
ただの万年乳アピール娘ではなかったのですよ。
今を生きる人間が、今の時代の中できちんと考えて生きている。
そーゆうのが見えてきて、あぁ、ONもちょっと色眼鏡をかけていたなぁ。
すまないことをしたなぁと。
思ったりしたわけです。
いや、事実、万年乳アピール娘も居るんですけどね。
居るんですけどぉ。
そーゆうのばかりじゃないとわかってくると、そーゆうのも有りになってくるんですよね、面白いもんで。
いいじゃない、万年乳アピール娘。
全幅の乳アピール娘
（以下略。
というようにね。
なんていうか、その玉石混交感が非常に面白い世界だと思うのですよ。
中を見ないで、外から見てただけの時は、なんでもっとエロに走んないで、ジブリみたいなの作んないんだろう。
そしたらもっと一般にも受けて海外にも発信できてビジネスとしても成立するのに。
みたいなことを考えていたんですけど、やっぱねぇ。ちょっと違うんですよねぇ。
乳も含めての文化なのですよ、これは。
元禄文化にも似た 日本特有の大衆文化なのですよ。
芸術性の高いものもあれば、エロもある。　更には芸術の中にもエロを盛り込んでいく。　エロとユーモアを果敢に盛り込んでいく。
それこそがジャップ魂だと思うんですよ。
あぁ、そうそう、それとね。
エロいエロいっていいますけど、実はそんなにエロくもないんですよ、深夜アニメって。
あんだけ短いスカート履いてたらどんだけパンツ見えんだろうって。
思ってたらねぇ。
案外見えないんですよね。
ていうか、全然見えないんですよね。
ラブライブなんて多分一回も見えなかったんじゃないかな。
バトル物でもね。
もっそい短いスカートはいてガンガンに戦ってんのに、一向に見えないんですよね。
いや、もーちょっと見せてよ、って。　逆に思うほど見えない。
ていうか、意地でも見せないみたいなカメラワーク。
なんですよ。
これが。
いや、見せるのもあるけどね。
ごっそり見せてくるのもあるけどね。
そーゆうのはもう逆に突き抜けて見せてくるんですけど、だから、そーゆうのも含めて玉石混交なんですよ。
エロもあるし、真面目なのもある。　　芸術性の高いものもあれば、突き抜けて下劣なのもある、表現の仕方も実に様々で、さながらオルドビス紀の海のごとく、数えきれないほどの作品が実に百様の進化淘汰を見せてくれている。
そのカオス感が面白くて、やめられない。
そーゆう世界なのです。　今の深夜アニメというのは。
まぁ、既にそのくらいわかってる人もおられるでしょうが、ちょっと前のONみたいにまだ偏見で見てる人とかもいるかと思いましたので、ちょっと書いてみた次第です。
ていうかですね。
そんな感じで、深夜アニメの楽しさを事あるごとに我が子らに言って聞かせているんですが、もうね。　全然乗ってこないんですわ。　鼻で笑うからね。　お父さんを鼻で笑うからね。　なんならHENTAI扱いですからね。　困ったもんですよホントに。
なんで新しい世代の文化に新しい世代が入っていかないで、初老のHENTAIがどっぷり使ってるんだって話ですよね。
まぁいいですわ。
例え我が子らにせせら笑われようとも、ONは突き進む！　HENTAIの道へ！

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