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| 『なぜ人を殺してはいけないの？ パパ。』 子供がこう聞いてきた時、ONは。 人間はね、群れで生きる動物なんだ。 一人ではとてもクマには勝てないけど、たくさん集まって、武器を作ったり罠を作ったりすれば簡単に勝てる。 人間自体の身体能力はとても貧弱だけど、頭はどの動物より賢いから、みんなで協力すればどの動物にも負けない。 どの動物にも負けないどころか、みんなで協力して助け合ってきたことで、いろんな病気も克服してきたし、自然災害にも対抗できるようになってきて、宇宙でも生きられるようになろうとしている。 人間は一人ひとりで生きているように見えて、実は人間全体で生きているんだよ。 だからね、その中で殺人をOKにしてしまうと、人間全体がバラバラになって、協力できなくなってしまうでしょ？ そうすると自然災害にも病気にも対抗できなくなって、しまいには野良犬にさえ負けてしまうようになっちゃう。 人間は一人ではとても弱いからね。 そうなってしまうことにすごく恐怖を覚えるんだよ。 だから、人間同士て殺し合うのは良くないことだっていう取り決めがだんだん出来てきたんだ。 そして、協力しあうことで人間全体が強くなっていくことがわかってきたから、人間全体をより強く結びつけて、発展進化させるような行為が善。 逆にバラバラにしてしまうような行為が悪、として認識されるようになっていったんだよ。 みたいなことを言おうとしているんだけど、我が子らは一向にその質問をしてくれないんだよねぇ。 まぁ、そんなわけでね。 なんていうか、人間は一人ひとりにも意思があるけど、全体にも大きな意思があると思うのですよ。 そして、人間全体で生きようとしていて、進化していこうとしている。 そういう動物だと思うんですよね。 だからね。 それを妨げようとするような行為には人間全体の意思が危険だと感じてアラームを発するんじゃないかと思うんです。 テロは怖いね。
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タイトル見てドッキとしました。
とても染みる答えですね
投稿者: itou | 2015年11月16日 13:25