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スマホゲームの作り方








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いや、まぁ課金はさせてないですけどね。
トトムのタブレットはクレジットカードと紐付けしてないから、課金はできないのです。

しかし、ちょっと悩んでるんですよねぇ。
この、スマホゲームにハマってる現状は。
ONは基本的に子供が寝食を忘れて楽しんでるものは、それが何であれ、やらしとくべきだという考えなんですけど、スマホゲーはねぇ。 制作現場に携わってる人間からするとちょっとあれなんですよねぇ。

というのもね。
いや、スマホゲーの全てがそうだというわけではないんですけど、最近のスマホゲー、特に大手が作るスマホゲーの多くは、今までのゲームとはちょっと違う作られ方をしていて、人間のプログラムのエラーを利用して抜け出せなくさせるような作り方をされているのですよ。
つまり、人間は自分の行ったアクションに対して、何か変化があると、例えば、物事がうまく行ったり、財産が増えたり、成長したりとか、そういう変化があると、気持ち良さを感じる脳内物質が分泌されるのですが、これはうまく行った時に『このやり方でいいんだ』『こうやれば生きていける』と脳が思うことで、生きる力をつけていくようにしている人間のプログラムなんですけど、通常はそんなに感じることができるものではなく、何か努力が報われた時とかに感じて、成長を促進させるような類のものなんですよね。
しかし、最近のスマホゲーはこのプログラムの穴をうまく利用して、その脳内物質を簡単に出させてしまうのです。 すなわち、まず、誰でもできるような簡単な操作を考えて、それをすることによって、少しづつ、何か変化が起こって、財産が増えたり、強くなったりしていく仕組みを作って、その骨組みに楽しいグラフィックでカバーしてゲームを完成させるのです。 プレイするユーザーは、簡単でリズミカルな操作で、少しずつ変化が起こっていくのが面白くて、そしてゲームを続けていくことで、快楽を感じる脳内物質が出続けて、言わば中毒のような症状になって、次第に抜け出せなくなっていくのです。 そして更に課金のシステムにも色々細工がしてあって、まぁ、それはまたいずれお話できればと思いますけど、とにかく、そのように人間のプログラムの穴を巧みについた作り方をしていて、ガッチリ囲い込んで型にハメていくのです。
だから、まぁ、ゲームというよりは、催眠商法みたいなものと種類は似ているのかもしれないですね。
というのを知っているONからすると、我が子がその仕組にまんまとハマっているのを見ると、う~ん、どーしたもんかなぁ、と思ってしまうのです。
まぁ、それでも、一応、楽しいグラフィックもありますし、そーゆう作られ方のゲームを一度体験してみるのも、まぁ、一つの学びであるとも考えられるんで、放っといても良いと言えば良いのですが、短い十代という青春時代の貴重な時間をそんな"まやかし"に費やしてしまって良いのだろうかというような気持ちもあり、あとは、簡単に脳内物質が分泌される感覚を覚えてしまうと、努力ができない人間になってしまう恐れがあるという懸念もあり。。。
みたいなことで、悩ましいところなのですよねぇ。
どうなんでしょうねぇ。


しかし、改めてこの最近のスマホゲーの作られ方を見ていくと、ONも含めて『クリエイター』と呼ばれる人間が生み出す物とはやっぱり異質なものなんだなぁと思ってしまいますね。
クリエイターたちが何かを作る時、それは、『自分の中にあるモノを出したい』という欲求の結果、生み出されるものであって、まぁ、だからといってそれが崇高なものであるというわけでもないんですけど、とにかく『出したい』『作り出したい』という燃えるような欲求があって、そして出来上がったものをみんなに見てもらって、感動させたい、驚かせたい、という言わば承認欲求の塊のような人間がクリエイターという人達なんですよね。
そして、その気持ちに最も忠実なのがアーティストと呼ばれる人間たちで、でも、それだけで食べていけるのはほんの一握りなんで、その他のクリエイターは、様々な方法で自分の気持ちと折り合いを付けつつ、少しずつ自分の欲求を曲げて商業化していって、そして、完全にそっちに特化したのがスマホゲーみたいなことになるんですかね。
それはもう、気持ちで作られているものではなく、完全に頭で作られているものなんですよね。
ひょっとするとあれですね。 最近成長著しいAIなんてのは、いずれ、人間のプログラムの穴を完璧に突いた、誰もがハマり込む凄いゲームを作り上げるかもしれないですね。



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コメント (3)


itou:

深い!

ひーつん:

内容をパクって作ったら
後は多く遊ばれることを狙うだけ。

それがゲームだぜ!

SoMR:

勉強になりました.難しい問題ですね.



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作者 女房 '02.11誕 '07.05誕 '14.05誕 本体サイト

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