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父親の孤独な戦い

母親は出産という大きな仕事を終えた後も、授乳や夜泣き、また長男の嫉妬などと戦い、休む暇はない。
しかし、あまり注目はされないが父親も実は大変なのである。 通常の仕事の他にもやる事は山のようにあり、そして、それは母親のそれと違って、得てして孤独な戦いである。
今日はそのような父親の秘められた戦いのお話。



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え~っと。
そんなわけであのぅ。
今、ON母とON父にヘルプに来てもらってるんですけどぉ。
ここ2~3日はね。
順調だったんですよ。 
何事もなく。 
えぇ。 

ところが今日!
恐れていた事が遂に!
まぁいつかその日は来るだろうと覚悟はしていたんですけども!
遂にやってきてしまったのですよ!
何が来たかって言いますとね。
あのぅ、ON母はこれ。
もんの凄く。
蟲が嫌いなのね。
そう。
そんな人がこの大昆虫館にやってきたら、そりゃあ大変な事になりますよね。
で。
本日出ましたのは!
ゲジです。
いきなしゲジです。
しかも超特大。
このレベルのオオゲジはいかにこの腐海の最深部といえども、そう易々とは遭遇できないです。  かなりスペクタクルなオーラを放っておりました。
ただ、幸いな事に。
発見したのはONが一番最初でした。
そして、発見場所はリビングの隣の部屋。
しかし、隣といっても、隔てているふすまは取り払われて、半ば地続きで一つの部屋として使用している感じです。
この距離感。
ON母に気付かれずに捕獲する事は出来るだろうか?
いや、奴の現在ポイントは天井間際の壁。
捕獲するにはかなり大々的な動きをしなくてはならないので不可能。
では、殺虫剤で殺るか?
いや、隣で生後3日の次弟が寝ているのに、殺虫剤は使えない。
ではどうする?
しかたない、バラして避難してもらって捕獲するか。
いや、もしこんな巨大な節足動物を見たら、即刻家に帰って、もう二度と再び来てくれなくなってしまうかもしれない。
それは避けたい。
ではどうすれば。。。

機会を待とう。
誰にもばれずに捕獲できる機会を。
静かに待つことにしよう。
今までの経験から、ゲジは昼間はあまり動かないことを知っている。
そっとしておけばしばらくはその場所から動かないであろう。

というわけで、待機作戦に出たわけですけども、
その『機会』というのがこれがまた一向に訪れない。
皆、隣にこんなヘビーなデンジャラスゾーンがあるとも知らずに、いつまでたってもリビングでぺちゃくちゃぺちゃくちゃしゃべってやがる。
くそっ、散れッ! 散れーーーッ!!
と、強く思ってみても、一向に散る気配もなく、そのまま晩御飯に突入。
いつもは一番ゆっくり食べるONも、今日ばかりは真っ先に食べ終わり、次男を抱っこするという名目で席を立ち、そのまま隣を偵察。

奴はまだ動かない。。。

そして、とりあえず何事もなく無事に晩ご飯終了。
ここがチャンス!
ON母が食器を洗っている隙に、迅速に捕獲作業を!
と思ったらしまった!
この時間長男の相手をするのはONじゃねーか!
しかも、その相手は寝るまで続行。
あと2時間。
持つのか?
外はだんだん日も落ち、しだいに奴の時間になりつつある。。。
果たして、動かずにいてくれるだろうか?
っておい! 長男! そっちの部屋行くんじゃねーーー!!!
うおおおおおおお!!!! 電気を付けんなーーーーーーーーー!!!
奴をーーーーーーー!!!! そっとしといてくれーーーーーーーーーーー!!!!

と、内心冷や汗かきまくりのONだが、表情には一切出さず、
長男を静かに別室に誘導。
そっと、電気を消す。
『どうか、そのままじっとしていてくれ。。。』

ってな感じで、その後もいろいろあったが紙面の関係上割愛して、
とりあえず、 なんとかハラハラの2時間が経過。
長男、次男、嫁は2階の寝室で就寝。
さてと。
いよいよ捕獲作業を。。。
っておい! ON母! 何そんなとこで新聞読んでんだーーーーーーーー!!
風呂行け風呂ーーーーーーーーーーーーー!!!!

と内心言葉を荒げるもそんなそぶりは一切見せず
『かあちゃん、お風呂行って来なよ』
『あぁ、今日は面倒くさいからやめとくわ。』
やめんなーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
行っとけよ!!!
疲れてんだろ!!!
ゆっくりお湯につかってこーーーーーい!!!

と内心憤るも、そんな感情は出さず
『あそう』
といい、隣の自室に入り仕事の続きをする。

小一時間くらいして、ON母が2階に上っていく音が聞こえる。
んだよ、やっとかよ。
さて、奴はまだいるだろうか?
と、ドキドキしながらポイントを確認。

いた!

いてくれた!!

ありがとう! ありがとうゲジよ! よくぞ耐えてくれた!!!
今捕獲してやるからな。
待っとけよ。


壁に張り付いたゲジの捕獲方法はこうである。

1.上のフタが取れるタイプの虫カゴと、厚紙を用意。
2.虫カゴのフタと取って、壁に張り付いているゲジに被せるように静かにセット。
3.そして、壁と虫カゴの隙間に厚紙をそろそろと差し込む。
4.この厚紙を仮ブタにして横向きだった虫カゴを静かに縦に直す。
ここが難関である。
厚紙がしなって隙間が出来てしまうと、そこから逃げ出してしまう可能性もあり、また、手で持っての作業なので、下手をすると逃げ出したゲジが手を伝ってこちらに這い上がってくるという死ぬよりも恐ろしい体験をしてしまう可能性もある。細心の注意を払って行うべきステップである。
5.そして、その後はタイミングを見計らって厚紙を取り、すばやくフタをして完了。

今回は壁の上の方なので、机に乗って、虫カゴを被せる。
よし、上手く行った。
そして、厚紙を差し込む。
これも完了。
さて、ここからである。
慎重に慎重に。。。。

と、その時!

何者かが、階段から降りてくる音が!!!!!

この音は嫁ではない!!!

紛れもなくON母!!!!

『てめ、何降りて来てんだーーーーーーーーーーーーー!!!』
『寝たんじゃなかったんかーーーーーーーーーーーーー!!!』
『しかもなぜ今ーーーーーーーーーーーーー!!!!』
『最悪のタイミングーーーーーーーーーーー!!!!』

もう、アドレナリン大放出ですよ。
うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!
ズバッッッッッッッ!!!!!
ズバズバズバッッッッッッッ!!!!!

いつもは5分くらいかける作業を
10秒で終了。
ON母が部屋に入ってくるのと、虫カゴを机の下に隠すのはほぼ同時だった。
すざまじい集中力と早業に我ながら関心。

自室に戻り仕事の続きをする。
そのあと小一時間して今度はホントにON母就寝。
リビングに行き虫カゴを無事回収。

そして、今、そのゲジを見ながらコレを書いております。




せがれ達よ。 父親はこのようにして日々様々な敵からキミ達を守っているのだよ。








ていうか、長いなぁ。
しかも、かいつまんで話したから、あんま面白くないしね。
まぁいいか。
また明日!




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出産フィーバーが終わってちょっと落ちるかと思ったけど、
何とかまだ耐えてるね。




↓今日のせがれ達 覚書↓

次弟 0歳0ヶ月
だんだんウチにも慣れてきたか、抱っこしなくても落ち着いて寝てくれるようになってきた。 
長兄 4歳6ヶ月
ONも頑張ってフォローしているが、やはりストレスが溜まるのか、少し怒りっぽくなってきてるような気がする。  大丈夫だろうか。 引き続き細心の注意が必要だな。


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コメント ( 4 )


ガイグ :

ウチは3LK、殺虫剤・ごきぶりホイホイ
全室完備です

らんけいごお :

ON君、しっかりパパしてるねー。
でも、なぜゲジを殺さないのか…(^_^;)
うちももうすぐ巨大ムカデの巣窟になりますよ。
寝ているお客さんの顔に天井から落ちたってのが…。
いまのところ刺された事件がないのが救い。

にしぴー :

蜘蛛を飼いましょう。虫を食べる類の蜘蛛を。
意外と可愛いやつらですよ。蜘蛛は。

cuore :

初めまして!
楽しく拝見しました。
私も虫が大嫌いで以前部屋にゴッキーを発見して大騒ぎ&泣きながら捕獲したことあります。
次男くんがお誕生ということですが長く使えて便利な☆ベビーパーカープレゼント☆をやってますのでよければ見に来てくださいね~♪
https://www.rakuten.co.jp/cuore-int/816078/




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