« 前の記事 | HOME | 次の記事 »

ママ VS パパ

ママ:
なによ、子育ての事は全部私に押し付けて、自分は遊んでばっかり! 子育てだって大変なんだからね! ちょっとは手伝ってよ!

パパ:
朝から晩まで仕事で疲れてるんだよ。 帰ってきてからくらいゆっくりさせろ! お前はいいよ、ずっと家で子供と遊んでればいいんだから。 楽なもんだよな。


古今東西、多くの家庭でこんな言い合いからケンカになる事があったのではないかと思うが、果たしてどちらの言い分が合っているのだろうか。。。




スポンサードリンク


在宅ワークで仕事と子育ての両方を垣間見てきたONの結論としては。
まぁ、色んな諸条件によって多少違いは出てくるかと思うけど、残念ながら・・・。
世のパパ達には大変残念な結果ですが・・・。


『ママの方が段違いで大変である。』


と言わざるを得ない。
いや、もちろんパパも大変である。
業種や勤務暦にもよるけど、一日中働いて業績とか人間関係のストレスにさらされたり、あと、家庭を支えていかなきゃならない責任感と今後の収入の不安に押しつぶされそうになったりとかね。
するでしょう。
でもねぇ。
ママはもっと厳しい。
いや、厳しいですよぉ~。
特に生後半年。 とあと2歳~3歳くらい。 そんで2人目、3人目となると更にね。
つらいですよぉ~。
思った以上につらいですよぉ~。
いや、ONも実際経験したわけじゃないから100%理解してるわけじゃないですけどね。 でも、軽く片鱗を見ただけでもかなりブルーになった。 
いやホントごめんなさい。 もう僕仕事行って良いすか? みたいになる。
勘違いしやすいのはねぇ、ちょっとやるのと、ずっとやり続けるのとは雲泥の差があるということ。 パパはよく休日にちょっと子供を連れて遊びに行って、気分良くなっちゃったりするが、一日それをやるのと毎日それを続けるのは全くの別物なのだ。 それにパパはそれを全部自分でやったように思うが、実は出かける用意をしてるのはママだったりするし、帰ってからの後始末もママだったりするし、その後の晩ご飯も、食器洗いも、明日のゴミをまとめるのもママだったりする。 それにパパと行く時は特別だからおやつだのアイスだのも無礼講になり当然ゴキゲンになるが、ママの時は毎日の事だからそうは行かないので全く違うレベルの話になる。 という事を言っておきたい。 
そしてまたベースからして全く違うのだ。
まず寝れてない。 授乳期など3時間以上まとまった睡眠が取れないが、これはかなり足に来る。 実際経験しないと理解しづらいんだけど、思った以上にキツイ。 
それに産後は体がグラグラで諸所にトラブルが発生している。 
それとホルモンのバランスも崩れて産後鬱なんかに襲われたりする。 
加えて母乳の出が悪かったりとか、子供が何をしても泣き止まないとか、あるいは子供に何かトラブルがあったりとかすると、もうアウチですよ。 本格的に。
授乳期が終わって子供の睡眠時間が延びてくると、だんだん睡眠も取れるようになるけど、引き続き夜泣きとかには泣かされるし、子供が動き出すようになると、色々と手がかかる。 ウロチョロしたり泣き喚いたりする子供を見ながらの掃除、洗濯、食事の用意、買い物なんかの家事は、これがまた想像以上にしんどい。 ていうかマジつらい、これ。 
そして魔の2歳児と呼ばれる最悪の期間に突入するとまさにこれが地獄である。 あらゆる事に反抗する子供を傍らに置くと、全ての行為が拷問に変わる。 まさに阿鼻叫喚の巷である。 これはもうまったくもってゴメンこうむりたい。
でも、ONが更につらいと思うのは精神的なジレンマじゃないかと思うんですよ。
あのねぇ。 子育てってのはなんか、モードが全然違うのね。 普通に生きてるのと。 
今まで全く使った事のない力を使わないといけないんですよ。 
まず自由が全然利かない。 全ては子供を中心に考えなくちゃならない。 髪の毛も服もアクセサリーもカバンも靴も全部子育てに対応した動きやすいもの、引っかかんないもの、手間のかかんないものになってくる。 今まで大切にしていたの物は全く不必要になる。 そして一日の仕事が終わっても、週末になっても全く遊ぶ事が出来ないどころか、むしろやることは増えるのみ。 今までの概念で見ると人間的な成長は完全にストップしてしまう。 ファッションも仕事のスキルも遊びの知識も全て停滞。 本も読めないし、テレビも見れない。 自分のしたい事は一切できない。 そこへ以前の友達なんかに会うと、もの凄い差を付けられてたりして。 完全に取り残された気分に。。。 果たしてこのままで大丈夫だろうか。。。 自分は何をしているのだろう。。。
みないなところにはまっていくのではないだろうか。  
そしてここである問題が発生してくるんじゃないかと思う。
ちょっと前まではね。 この問題が発生しにくかったんじゃないかと思うんですよ。 というのは子育ては完全にステータスだったし、それに隣を見ても全員同じように子育てをしてるから。 それが当たり前だったから。 キツくても疑問が生じにくかったと思うんですよ。 でも今はそうじゃない。 女性のスタイルは多様化してきて子育ての年齢もまちまちだし、子育てをしない人もいる。 それに『子供も大事だけど自分も大事にね。』というのが主流になってきている。 誘惑がいっぱいである。 そして『自分も大事にね』の大義名分の元、徐々に子育てがおろそかになっていく。
それで子供はどうなるか?
特にどうもならないのである。 親はなくとも子は育つ、というように、特に問題なく育ってしまうのである。 でもONが考えるにそれは小学校くらいまで。 それを過ぎると徐々に方向がずれてくる。 幼児期にほんの少しのズレで目立たなかった傾きが。後年になると大きなズレになって現れてくるんじゃないかと思うんですよ。
でも、ママが誘惑に負けて緩んだ状態ってのは、恐らくそれは通常のパパの辛さとイコールくらいの位置なんだと思う。  そこが通常人間が耐えられる辛さのレベルなんだと思うのです。 つまり今まで有り得ないくらい辛い状態に押し込められていたママがようやく通常の辛さまで開放されたんだと。
それは非常に喜ばしい事だと思う。 今までが辛すぎたんですよ。 特に日本の女性は。
でも、女性が解放されてきた分の辛さは一体どこに行ったのか。 
親戚や近所の人が肩代わりしてくれる時代でもないし。
要するにまぁ、どっぷり子供に行ってるんじゃないかと思うのですよ。
たぶんヤバい。
結構ヤバいんじゃないかと思うんです、ON的には。
ではどうすればいいのか。
ONが言いたいのはこれなんですけど、

『パパよ。 もっと子育てをしろ!』

少なくとも女性が外に出て行った分は男性が中に入らないと、その差が全部子供に行っちゃうと思うんですよ。
スグに症状が出ないから分かりづらいけど、絶対にヤバい。
ヤバいと思うのですよ。
父親が普通に産休を取れるようになるまで待ってる場合じゃあない。
パパよ、甘ったれんな。
仕事帰りに飲んでる暇があったら帰ってママを手伝うのだ!

うおおおおお!

母性にぃぃい!

目覚めろぉぉっ!!








そしてせがれ達よ!

でもゴメン!

どうかキングジョーだけは買わせて!








↓今日のせがれ覚書↓

せがれ兄
4歳6ヶ月
昨日の動物園は問題ナッシングだったようで、良かった良かった。 ON父、ON母うまいなぁ、なかなか。

Original game site____EYEZMAZE
まつげが生えてきた。

せがれ弟
0歳0ヶ月

ランキングに投票お願いします!
こっちは是非!
にほんブログ村 子育てブログへ
  こっちは余暇に!
引き続き15位近辺をちょこまか。
Original game site____EYEZMAZE

主なカテゴリー
ON || 女房 || トトム(兄) || てるる(弟)
育児マンガ(ノンフィクション) || トトムの冒険(フィクション)
ママ業を考える || 子供を育てる社会 || パパの家事・育児参加
癇癪について || アトピーについて || 怒りっぽさ || 怖がり屋
教育・しつけ || お出かけ || 絵本レビュー || 今日のネタ || 買っちゃったもの
このブログについて || 全記事目次 || 1週間でアクセスの多い記事



▲このページの上部へ

« 前の記事 | HOME | 次の記事 »
コメント ( 13 )


g- :

ちょっと泣きそうになった。

キングジョー買ってあげたいくらい。

まぁ買ってあげないけどね。絶対。

あいコ :

おぉ!まつげって、最初無いんだっけ。
で、髭はいつから生えるんですかね。

TkG :

ON選手、キミはスゴイ。
エライ。
そんな風に思えるのがスゴイ。
エライ。
脱帽。

もうアレだ。
なれる。
キングジョーになれる。
キミ、明日からキングジョーで良し。


いとう :

あのさ、この間本屋でウルトラ怪獣百科立ち読みしたんだけど
「カプセル怪獣」は3体だよね?
「ウィンダム」と「シーサーみたいな子」と・・・・・・・・・
あと1体いたよね?

で、日記の内容は仰るとおり。
制度が無い事は言い訳にならないよ。
オリはコレやる自信ないから
子を作る事放棄したからね。うん。

君 立派。

こんばんや! :

そうですよねぇ
勤続30年40年のとっつあんがいても
彼是30年40年妊娠・出産・授乳・チビッコ育児を続けるかっつあんはいないですよねぇ。
そりゃしんどいからですよねぇ。
でもランキングOUTが延びないですよねぇ。
紹介文がいけてないのかなぁ。

めーこ :

女としては子供を産んだのちの子育てには物凄い恐怖を感じますが、ONさんのようなダンナなら心配不要ですね。
うむ。
しっかり物事を考えている男の人って格好良いですよ。

カメ :

こんな風に、思ってくれる人が夫だったらいいのになぁ…

口先だけでなくて、心底そう思ってくれる人…

旦那より自分の方がしんどい、なんて思ってはないけど、ただただ

「私も大変なんだよ、しんどいんだよ、あなたが思っている以上に」

て事だけわかってもらえたらなぁ。

ぱぅんど :

はじめてコメントかかせてもらっちゃいます。

なんだか、ものすんごい感動しました。
これ、プリントアウトしてダンナに読ませたいくらいデス。

でもなぁ、
ほんとは自主的にウチのダンナにもこういう風に感じて、思って貰えたら
私の気持ちも楽になるのになぁ、と思っちゃいました。

でもこうやって文字としてあらわしてくれて、ほんとにアリガトウです
なんだか自分が労って貰ってるみたいな気がして嬉しかった~。
また明日もがんばれそうデス。
キングジョー買ってあげたい気分です。まぢで。

ゆぅ~たん。 :

ウチと状況が良く似ててびっくりです。

ウチの長男(現在4歳11ヶ月)は、もうもの凄い癇癪もちで、
ホント一日怒ってました。
また声が通る人で、産院ですでに唯一人、廊下に鳴き声が常に鳴り響いてたって感じで。
連れて歩くと必ず何度か道路でひっくり返ってわめく泣き叫ぶ・・
あまりの迫力にいつも通行人に虐待してると勘違いされ注意受けて。
途方にくれてるところ、分かってない人に何やかや言われるのは、更に追い詰められるモンで、相当キツかったです~
言葉が喋られるようになったら「モノスゴクこだわりのある人」である事が少し理解できたけど。

彼なりの美学が感じられる所は汲んであげたいと思うし、
「しつこい」けど、良く取れば「ガッツがある」とも言えるので、
少しずつ矯正していく感じかなぁと思って。

ウチも4月に2人目が誕生したんですよ。
今回の子は大らかで「えっ?こんなに楽なの?」って位物分りがいいです。
長男の嫉妬が凄かったけど、一ヶ月で収まって、ついでに癇癪も減った気がします。良かった。
妹って事もあるかもしれません。


「男の子は3倍手がかかる」とか、よく言いますよね~

知人の「息子2人兄弟」の母は皆、特殊モードにスイッチ入っちゃってる感じです。愛情&気迫がスゴイ。ツノ生えてる感じです。
ソレくらい勢いつけてキャラ作りでもしないと、奴らには対抗出来ないんだろうなぁって思います。

でも息子は「どんな彼氏よりも愛してくれる」って思いますし、母としての充実度は高いみたいです。

男の子2人、下の子が魔の2、3歳をやり過ごしたあとは可愛さ爆裂!!な時期がくるらしいです。

それまで。
頑張りましょ。お互い。

応援してます☆

匿名 :

いつも読ませてもらっています。

いやはや、素晴らしい考察ですね。素直に感動しました。
やはりこういうことって、ママ側から言ってもあまり効果はないのですよね。
同じ立場のパパが口に出さないと。

ママの方が大変なのは、母親は子どもの本能の部分を育てるからじゃないかと
思ってみたりする訳です。本能的な部分は小学校上がるまで、特に3歳くらいまでに
発達するので、その分大変さが凝縮されるのではないでしょうか。
一方のパパは、理性的な部分を育てる。理性的な部分ってのは少しずつ
育つものだから、相対的に大変さが分散されててそれほど辛くない。

しかし、近頃は我慢をしないママも増えてると思いますね。
ONさんの言うママの辛さはやっぱり必要な辛さで、本来なら解放されちゃ
いけないものなんじゃないかと。
その解放されちゃいけない辛さをどうサポートしていくかが、パパの一番の
仕事だったりするんじゃないでしょうか。
簡単に言ってしまえば、
・ママは子どもの面倒を見る
・パパは『子どもの面倒を見るママ』の面倒を見る
ってことですね。

この :

素敵なパパですね いいなあ
男の人って女の人より考えが足りない(そういう風に出来てるらしい)から女の人の色々なことえを考えてくれなかったりするから 少しでもそうやって頑張って考えてくれると たったそれだけで女の人は泪が出るほど嬉しかったりするですよ

ひーつん :

SEVEN EVOLUTION(セブン誕生35周年のアレ)でのキングジョー見た?

fenix :

最近すさんだ子供が増えてきていると言われたりするのは、こういったところに理由があるのかもしれないですね。




コメントを投稿

 


全ランキングはこちら


全ランキングはこちら
▲このページの上部へ


« 前の記事 | HOME | 次の記事 »

カテゴリー
アーカイブ


最近のエントリー

リンク
■ランキング ■見上げたパパ ■あっぱれママ ■お役立ち ■今日のネタ集め ■健康 ■スペシャル


スポンサードリンク



このブログのフィードを取得
[フィードとは ]


スポンサードリンク




Twitter Facebook
(子育て専用アカウント)
ページビューランキング ブログパーツ
Copyright EYEZMAZE All Rights Reserved.