かいつまんで話すと、どうも産まれる前、彼は空にいたらしい。
しかも先ごろ産まれた弟と一緒に。
そして、神様が壁に自分の名前を書いたから、嫁のおなかの中に入っていったのだそうだ。
興味深かったのでちょっとディティールを聞いてみた。
以下、一問一答。

ＯＮ：『空は昼だったの？　夜だったの？』

せがれ：『夜だった。　ず～っと夜なの。』

ＯＮ：『空は暖かかった？　寒かった？』

せがれ：『暖かかった。　ていうか、ちょっと暑かった。』

ＯＮ：『他には誰かいたの？』

せがれ：『え？　誰もいないよ。　あ、ママがいた。　あとＯＮかな。』

ＯＮ：『神様は？』

せがれ：『神様はず～っと遠くにいて、会えないの。』

ＯＮ：『キミは何をしてたの？』

せがれ：『ん？　なんにもしてないよ』

ＯＮ：『おもちゃとかなかったの？』

せがれ：『おもちゃはねぇ。　少しだけ。　
　　　　　 一個だけ。
　　　　　 人形があった。
　　　　　 くまの。
　　　　　 スイッチ押すとＳＯＧＯの音楽が流れるやつ。　
　　　　　 あとグワグワっていうあひる。』

ＯＮ：『それ、ウチにあるやつじゃん。　
　　　 しかも、昨日久しぶりに出てきたやつじゃん。』






というわけで、その辺りからだんだん創作が入ってきちゃったんで、やめてしまいました。　その前のイメージが果たしてどこから来たものなのかは謎ですが…。





せがれ兄よ。　キミは癇癪持ちのクセに、不思議ちゃんだよね。