当然、まぁ、２人とも大興奮で戦いを始めましてね。
ＯＮが上階で仕事してても、下からバッスンバッスン音が響いてくるんですよ。
で、仕事に一区切りつけて下に降りてきましてね。
『じゃあ３人でちょっと戦おか？』　みたいなことになり。
始めたわけなんですが。
あの、最初は二人ともペコペコ攻撃してたんですけどね。
ＯＮが


『ぅうおおぉありゃあーーーーーー！！！』


つってぶっ倒して見せましたらね。
トトム兄が『うお！すげ！』つって。
そんで俄然ノってきたみたいで、繰り出すキックの質が明らかに変わってきたんですよね。
ＯＮが色んな攻撃をおもっきし打つ度に、トトムの心の『タガ』も外れてって、どんどんイイ音をさすようになってきたんですよ。
やっぱねぇ。
この子、本気出すと凄いわ。
さすがに癇癪で鍛えただけあって、パワーのポテンシャルが違うね。
クリーンヒットすると『ドゴッ！！』ってイイますからね。
この感覚。
この感覚をねぇ。
なんとか剣道の竹刀に乗せられまいか。
もしそれができれば結構いけるんじゃないだろうか。
みたいな。
やっぱねぇ。
どうしてもビビりが入っちゃってるんですよね。
対『人』になると。
勝ち負けの問題も出てくるし、人相手に思っきし打っていいんだろうか？　みたいな感覚とか。
その辺が邪魔して、彼を『デクの棒』にしちゃってると思うんですよ。
しかし、パンチバッグ相手だったら、物凄いパワーが出るし、そして動きも決してノロマではない。
パンチバッグも最初は加減が分からずペコペコやってたのが、ＯＮのやり方を見て、ガガガっと、心の中でタガが弾けたように。
剣道も、上手く彼の無駄な防御壁の殻を破ることができれば、なにか大きく変われるのではなかろうか。
剣道の試合ったって、相手も同じくらいの子ぉ達だから、基本パンチバッグと大差ないと思うんですよ。
相手をパンチバッグだと思って、彼のパワーを全て乗せた一撃を出せるようになれば。
例え、その時、相手の攻撃が早くて負けたとしても、打った手応えさえ体に伝われば、なにか吹っ切れるような気がするんですよ。

ということで、この辺りをちょっと上手く、口八丁手八丁でトトム兄に伝授できまいかと、色々工作してる最中のＯＮなのであります。

さて。。。

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しかし、『親が手本を見せる』ということは結構これは重要なことなのかもなぁ。。。

↓今日のせがれ覚書↓ せがれ兄 （トトム） ８歳８ヶ月 オリジナルウルトラマン（悪役） ギガウルトラマンエンペラー 左右非対称でなかなかカッコ良いデザインだと思う。 ガモラン。 せがれ弟 （てるる） ４歳２ヶ月