警察沙汰（後編）(ＧＲＯＷ子育て)

と、まぁ、いうわけで、昨日の続きなんですけどね。
立入禁止のＯＮの仕事部屋に侵入を試みるトトム兄に、お上の鉄槌をくだそうと。
いうことになり、女房と画策して挑んだ晩ご飯。
さて！

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ご飯が出来たんでデレビを消して、食卓につこうというその折り、トトム兄が鼻歌交じりにつぶやいた。

トトム：今日はガチャガチャ何が出るかなぁ♪

ＯＮ：（（おっと、早速きなすったね？　その余裕な発言は、ＯＮの部屋で在庫を見たという裏付けと取ってよろしいですかな？））

ＯＮ：あぁ、そうそう。　あのねぇ。　今日ガチャガチャできないんだよねぇ。

トトム：えぇ！？　なんで？！

ＯＮ：あのねぇ、今日大変だったんだよ。　あの、前に泥棒用にカメラを買ったって言ったじゃない？

トトム：・・・うん。

ＯＮ：あれをねぇ。　ＯＮ吉さん、最近もう大丈夫かと思ってちゃんとセットしてなかったんだけど、一応回してはいたんだよね。　で、なんかねぇ。　ちゃんと写ってなかったから分かんないんだけど、人の影みたいなのが写ってたんだよ、昨日。

トトム：えぇ？！

ＯＮ：そんで、まぁ、念のため、警察に来てもらってね。　ビデオを見てもらって、あと、触られた可能性のあるガチャガチャの在庫とかを調べてもらうために持ってってもらったんだよ。

女房：あぁ、さっきの電話それ？

ＯＮ：うん。　そうそう。　なんか指紋とかも取るらしいから、その内わかるんじゃないかな。

ＯＮ：まぁ、そういうことなんでしばらくガチャガチャできないんだよ。

女房：しょーがないね。　まぁ、とりあえずご飯にしようか。

ＯＮ：そうだね。　じゃあいただきま～す。

女房：いただきま～す。

てるる：いただきま～す。

トトム：なんか食欲ないなぁ。。

ＯＮ：って、分かりやすっ！

みたいなね。
事で。
どうも、容疑者は食が進まないようでね。
いつもはムッシャムッシャ食べるご飯がなかなか減らず。
挙句の果てには箸をおいて。

トトム：ママァ。　ちょっと抱っこしてぇ。

ＯＮ：身に覚えがありまくりだなお前！

まぁ、しかし、ちょっとやり過ぎたかな。　そんなに凹むとは思わなかったよ。　ちょっとは痛い目を見た方がいいけど、あんまやり過ぎも良くないからな。　こりゃあ早いとこゲロさせて、楽にさした方がいいな。
ということでね。
まぁ、その役目は女房の方がいいかと思い。
食後に上手くタイミングを合わせて、女房と二人だけの時間を作り。

女房：あのさぁ。　まだＯＮ吉さんには言ってないんだけどね。　さっき警察の人から電話があって、子供の影のようなものが写ってたって。　もしかして、トトムがやった？　ＯＮ吉さんには言わないから、正直に言ってごらん？

トトム：こ゛め゛ん゛な゛さ゛い゛～　ボクがやりました～
でも、反省してるの！
ＯＮ吉さんには言わないで～

ということでね。
自白ゲット。
まぁ、その後は女房にキツくお灸を据えてもらいまして。
とりあえず一件落着かな。

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