ＯＮ吉さんてどんなパパ？(ＧＲＯＷ子育て)

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これねぇ。
我ながら上手くキャラ付けができたと思うんですよね。
やっぱねぇ。
『怒ると怖い』
っていうのは、必要だと思うんですよ。
いや、必要なタイプと必要でないタイプがあるのかもしれないんですけど、特にトトムは必要なタイプだとと思うんですよね。
なんだろう、あれかな。
犬タイプ。
ほら、犬って上下関係を重んじるっていうじゃないですか。
飼い主に対しても、力が弱いと判断すると言うことを全然聞かなくなるって。
ある程度ビシっと叱る時は叱らないと、大変なことになるって。
トトムもね。
こーゆうのを敏感に察知するタイプなんですよ。
だから、ある程度力を誇示して行かないと、自分より下だと思われると、どんどんつけ上がるんですよね。
まぁ、そーゆうのを別段計算してやったってわけではないんですけど、過去に何回か、結構ズバッと叱ったんですよ。
上記のように、普段はふざけてばっかのＯＮ吉さんがそうしたわけですからね。
あれですよ。　不良がちょっと優しい面を見せると効果倍増現象ですよ。
なもんだから、これが、もっそい脳裏に焼き付いたようでね。
調子に乗ってなかなか言うことを聞かない時とかも、いつもの喋り口調より、一段低い声で『トトム。　やりなさい。』って言うと、切り替えてやるようになりましたからね。
で、ＯＮもその手応えを感じてからはちょっと計算して、怒る時はやりますよ的な芸風に変えていったんですけどね。
あとは、遊びの中でも、小さい頃は当然、全て負け役を担ってたんですけど、ある時からは、ちょっと本気も見せていくように切り替えて行きました。
絵を描く時も、たまにはぐわっと描いて感心させたり、ボール遊びの時もズバッと蹴ったり、テクを見せたり、追いかけっこでもチョッ早なところを見せたり。
とにかく『ＯＮ吉パパは凄いんだ』っていう印象を植え付けていくようにしました、なぜなら！
そういう畏怖され尊敬されるパパ像があった方が子供はまっすぐ育ちそうな気がしたし、それに、完全無欠感を植え付けるには小さい時しかできない、と思いまして。
だって、ＯＮが無双できるのは子供相手だけですからね。
でも、その甲斐あって、まぁまぁ上手く印象操作ができたのではないかしらん。
そんで、小学生の内にこの関係が作れたのは、多分、かなり良かったんじゃないかと思います。
『ＯＮ吉さんを怒らすのはヤバイ』
『ＯＮ吉さんには絶対勝てない』
っていうのは、子供が小さい時しか作れませんからね。
これが、中学生とか成って、頭も口も回るようになって、体力も付いてくると、こっちは老いさらばえてるわけだから、もう、物理的に勝てなくなるんですよ。　そんな状態で思春期、反抗期に突入されたら特にトトムのような癇癪持ちは大変なことになりますからね。
でも、それ以前に関係を構築しておくと、いくら自分が強くなっても、『ＯＮ吉さんには勝てない』という印象があるから、ある程度の所で歯止めが効くようになるんじゃないかと。
で、中学高校をなんとか乗り切れば、あとは、向こうも精神的に成長してるでしょうから、実はもう自分の方が強いと分かっても、歯向かうことはしてこない。
むしろ『親父の背中、こんな小さかったのか。。』
みたいなね。
ことになって親孝行の開始ですよ。
ホント開始して？
マジで開始して？
早ければ早いほどイイ。
明日にでも開始しろ！
今、開始しろ！

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