運動会での特別な計らい(ＧＲＯＷ子育て)

依然として去年の秋頃の話で恐縮なのですが、ウチの次男のてるるくん、幼稚園に入って１年半が過ぎようとしているにも関わらず、一向に園に慣れず、友達とも遊ばず、歌も歌わず、ダンスも踊らず、という危機的な状況に陥っておりまして、園の先生方もいよいよ本腰を入れて事に当たろうかと、そーいったあんばいの昨今であったわけなのですが。。

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まぁ、何度も書いてます通り、その頃、ウチは未曾有のドラクエブームに沸き返っておりまして、テルルは幼稚園でも、ドラクエのBGMを口ずさんだり、モンスターの絵を描いたりしていたわけなのですが、それを目ざとく察知したのが、新任のＫ先生（男）。
彼も御多分にもれずドラクエをプレイしていたようで、テルルの唯一の、まさしく唯一の理解者になってくれ、ちょくちょくドラクエのやり取りをしてくれましてね。
テルルもほんの少し、幼稚園に居場所ができたような。　そんな気配も漂ってきていたわけでございます。

しかし、とはいっても、事はそう簡単なものではなく、やはり依然として、テルルの心の壁は高く、厚く、超大型巨人、あるいは鎧の巨人の力を持ってしてもそれを壊すのは難しく、ウォールマリアのようにはなかなか行かないといったあんばいでございました。
そして、そんな中始まった運動会。
もちろんテルルは動かざること山のごとし。
疾きこと山の如く、静かなること山の如く、侵略すること山の如く。
山、山、山。
なんなら世界遺産も行けるくらいの山岳地帯を形成していくわけであります。

しかしそこで、あるサプライズが！

おそらくは、先ほど登場したＫ先生の発案であろうそれが、行進の折に！

そう！

ＢＧＭが流れたのであります！

ドラクエのオープニングの！

園の中でただ一人。
テルルだけしかわからない。
その一人だけのために！
流してくれたBGM！

そのBGMに乗ってついにテルルが！

歩かない。

うん。

歩かなかったね。

山の如く歩かなかったね。

いや、その時ねぇ。
丁度あれだったんですよ。
お父さんと一緒の競技の時でね。
ONが一緒に居たんですけど、全然歩きやがんなかったね。
まぁしかし、せっかくの計らいなんでね。
きっと先生方も渾身の企画だったのでしょう。
これなら、さすがのテルルも歩くだろうと。
期待を込めての企画だったのでしょう。
まさか、歩かないなんて。
そんなガックリな状況は見せられない！
見せられないよ僕は！
ということで、大げさにテンションを上げてみせて、テルルの手を取り、スキップしながら振り回すようにグルグルと踊り、実際は全然動いてないんだけど、なんとなく動いてる風を演出しつつ。
うん。
どーかなぁ。。
だませたかなぁ。。。
無理だったかなぁ。。。
といったことでね。
ホント、嫌な汗かきましたわ。

まぁしかしね。
そんなことも色々ありつつ。
今現在、年長に上がりしばらく経ったわけなのですが、まぁね。
いや、まだ全然ではあるんですけどぉ。
通常から見れは全然ではあるんですけどぉ。
しかし、テルル目線で考えると、かなり。
かなり進歩してきております！
ありがとうございます。
まぁ、その辺はまた追々と書いていければと思っておるのですが、年長組の先生がベテランの良い先生であったことも幸いして、テルルなりに、色々と新しいことができるようになってきている今まさに最中でございます。
この調子で行ってくれればいいのですがね。
どーでしょうかね。

↓ちなみにこれ、その時の運動会の様子↓