せがれは、今でこそ皆勤賞を取るくらいの健康優良児になったけども、ちょっと前まではホント、結構深刻なアトピーに悩まされてたんですよ。
もう今では完全に跡形もないくらい治っちゃったんだけど、当時はそれはもう痛々しかったんですよ。 ウチの場合は手の甲と、ひざの裏に出るタイプだったんだけど、血とかにじみ出して、いつも赤黒くてガッサガサでしたからね。 それはそれは目を覆う惨事でしたよ。
それでまぁ、イロイロと調べ上げて多角的に攻めて治してったんだけど、とりあえずかなり重要だったのは食事かなぁって感じだったんですよね。
ウチがご飯・お菓子の内容に厳しいのはそんな理由からなんですよ。
ぶっちゃけて言うとウチも最初は結構ダラダラだったんすホントは。 離乳食を卒業して固形のものが食えるようになってきたら、よっしゃ! つって、早速マックマック! ケーキケーキ! アイスアイス! みたいなね。 そんな感じだったんですわ。
したらもうドッカーンですよ。
ドッカーン。
一気に覚醒しましたよね。
せがれのアトピーの素質が。
これはもう、明らかに食事かなぁって思って、とりあえずジャンクジャンクを全部やめて、着色料、保存料、添加物も極力カット。 味は薄味、油も少量。 あとはお金がかかってしょうがないけど、野菜は全て宅配の無農薬野菜に。
そんで、世間で言われてるアレルゲンをとりあえず全てやめて、せがれがどれに反応するかを徹底的に検証。
結果、ヤバいのは、油。卵。乳製品。パン。肉類(鶏はOK)。 って事が判明。
ということで、日々の料理はこの食材以外で作る事に決定。
決定、といっても、これらを使わないのは非常につらいよね。
この食材を使わないで2歳児を満足させる料理を作るなんて普通不可能ですよ。 しかも、栄養を考えて野菜を食わさなきゃなんないっていうんですから、ますます不可能に拍車がかかるってもんです。 いやぁ、嫁は凄い頑張ったと思うよ。
もうねぇ、うどんの汁を1から作ったりとか、シチューを1から作ったりとか、カレーを1から作ったりとかね。 カレーをルー使わないで作るって、お前魔女か! って感じでしたよ。
まぁまぁそんな感じであの手この手で、なんとか食いつないできたって感じでしたねぇ。
あとは、お菓子なんかもね、こぉれもひどかったなぁ。
まぁ、基本せんべい。
あとはイモ。
そいからなんだっけ。
カボチャの種とか。
もうホント、どこの第二次世界大戦かと。
いった有様でしたよ。
まぁ、ごくごくたまに、今日は特別って言って、アイス食べたりとかしましたけどね。
当然、次の日は爆発するんですけど。
でも、そんな食生活を続けてる内にだんだん良くなってきましてね。
今はもう結構緩めて肉も卵もそれなりに食べてる感じかなぁ。
そんでも、ジャンク的ななにがしとか、添加物的ななにがしとかは今でも避けてますけど。 なにせもう、ある種トラウマになってますからね。 コレ食ったら絶対爆発するって、もう無意識で避けちゃうんですわ。
んーでも結局のところ、そうした食生活がアトピーを治す以上に、せがれを強靭な体に育て上げてくれたんだよね。 気付いたらアトピーどころか皆勤賞。 病気知らず、病院知らずですよ。 ホントそれについては苦労が報われたなぁって感じ。
だって、実際すざまじい苦労でしたよ。
いくら嫁がかんばって上手~く作ったからって、やっぱ限度ありますからねぇ。そりゃあ、2歳児は渋りますわ。 それをもう、2人がかりで、おだて、持ち上げ、食わすわけですよ。 食事制限がストレスになっちゃったら効果半減どころか、返って悪化しかねないですからねぇ。 味気ない食事をどう盛り上げていくかっていうね。大変にエネルギーのいる毎日でしたよ。
しかし、こういうことでアトピーが治るってことは、この病気はある種、昨今のだらけきった食生活に警鐘をならしてる部分があるんですかねぇ。 どうなんでしょうねぇ。
まぁでも、食事制限は我々がイロイロと試したことの一つであって、治った理由のどのくらいのパーセンテージを占めてるのかはわかりませんけどね。
その他の対策はまぁまたいずれ。
せがれよ、
ともあれ、一番頑張ったのはキミだ。 マジお疲れ。
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